(戦略監)
はい、他にはどうでしょうか。
(記者)
先ほどちょっと発言があったことに関連してなんですけれども、リニア問題で新総理誕生したんですけれども、岸田政権に求めたいことっていうのはどんなところですか。
(知事)
やはりですね、このリニアが、静岡県民、望月さんというですね、優れた政治家が、この人、港の問題において大きな活躍された方ですけど。水の問題ですよ、大きく言えばですね。ですからですね、広島のあの土石流を経験し、多くの人が犠牲になってると、うちは熱海の土石流を経験し、大変な被害が出た後、で、前の菅さんは自ら来られてですね、政権として何でもするとおっしゃったわけですね。その後にですね、この水の問題で苦しんでいる静岡県に対して、リニアを掘るように指示したと、言われましたというふうに、斉藤さんが、新国交大臣がですね、言われたわけですから、これはですね、おかしいのではないですかというふうに、県民の声の一つとしてお届けしたいと思いますね。もうちょっと丁寧にですね、言っていただかないと、人の意見を聞くということどころか、360万人の人たちの意見が、50%以上の投票率でもってですね、対抗馬二人ともリニアについては極めて懸念の強い政策を打ち出して、しかも、よりラディカルであったのが、自民党候補です。その中身を全部蹴散らすようにリニアを整備をやると、六千万、七千万の大都市をつくるんだというふうに国交大臣がですね、しゃあしゃあと言ってのけたというのは、なるほど、ある人が言ったように、これは宣戦布告ですと。その表現は言い得て妙だと。つまり、誠に正鵠を得ているというふうに思うところであります。
(記者)
ありがとうございます。
(戦略監)
ほかにはどうでしょうか。
(記者)
すみません。静岡新聞です。リニアの関係で少し細かい点を確認させてください。先ほども質問に出てたんですけども、岸田内閣発足時の知事が出されたコメントペーパーに、リニア工事のことについて中止を求めるという表現があると思うんですけれども、ここのコメントに書いてあるリニア工事というのは、南アルプストンネルのに限定したリニア工事という。
(知事)
そうです。そうですね。ちょっと言葉が足りなかったですね。南アルプストンネル工事に関連して有識者会議が行われており、我々の専門部会で取り上げた47項目をやってもらっていると。ここで結論が一時的に出た流量全量戻しの問題。これについて、これを受け入れられないという結論が出ているので、従って、自民党候補が当時約束されていたように、受け入れられないのであれば、これを工事中止並びにルート変更ということを繰り返し言っていられたわけですから、ですからですね、これを守っていただかないと、自民党公認ですからね、それを翻すようなことをすれば、本当に信頼なくしますよ。そう思っております。
(記者)
あともう一点すみません。これも細かいところになるんですけれども、先ほどから出ているトンネル湧水の全量戻しの話なんですけれども、先日その国交省の有識者会議の後の記者会見で、宇野副社長は、工事後だったということを言われていました。いろんな経緯があって工事後という理解だったんだということなんですけれども、2018年の10月にJRの金子社長が初めてトンネル内の全量戻しを表明されていて、そのときにJRが協定案を県の方に提示していて、その内容がトンネル工事の開始にあたっては、大井川に全量を戻す流すという表現になってます。この時から工事の期間中も含めてという県側の理解だったということで。
(知事)
それ以外に受けようがありませんわね。
工事をしてからというんじゃなくて、工事をするにあたって、水の問題はどうなりますかと聞いて、工事に当たりまして全量を戻しますということを謳っているのでですね、宇野さんは何か、こう、これはいわゆる曲解というか、あるいはこじつけというか、詭弁というか、今回出してそれ以外に方法がないので、それを正当化するというか、要するにですね、前の金子社長を裏切っているわけですね、宇野さんの表現は。しかもそれにまた金子さんが乗っているということであれば、2人してなんだ、もう、詭弁を弄して、まったく信頼できないじゃないですか、あなた方の言っていることはというふうに、この県民が怒るのは無理もないことだと、私はそれを代弁して申し上げているということであります。
(記者)
あとその全量戻しの件でですね、去年の6月に知事が社長とトップ会談をされたときにも、全量戻しの話題が出ていました。そのときの理解も、これは工事期間中を含めてということで知事は理解していたということで。
(知事)
もちろんそうですよ。もうお2人ともそれを前提にした話をしておりましたから。従って、できない場合どうしますかということを言ったら、できない場合のことを考えていないというのが、金子さんが私に言われたことです。だけれども、できなければ工事はしませんと、理解が得られなければ工事をしませんと言ったのは、一歩進んでいますよね。だけど、理解を求めるために、ずっとこれから丁寧に説明していくというのはですね、もう既に全量戻しは認めません、受け入れられませんという結論が出ている中でですね、それをさらに無理して、これを認めろよということなんですね。それを今の衆議院の大井川流域を担当している人間は言ってるわけですよ。代議士がね。ですから、前の岩井さんよりも後退していますけれども、しかし、考えようによっては、リニアは全部やるんだという今回の岸田さんの指示で、それを真に受けてですね、そのままリニアは大きな大都市をつくるという、文字通りコロナが起こる前の国づくりのアイデアをそのまま言って、唖然とさせたという国交大臣の発言になってるんじゃないですか。ですから、前の菅さんの言っていること、それから岩井さんの言ったこと、それから今大臣が言われてること、どれを信頼したらいいのかというぐらいバラバラだし、なかんずく、JR東海のですね、全量戻しが工事のトンネル工事に当たってという、これはもう南アルプストンネル工事をするについてどういうふうにして危険を避けますかという話で、その最大の問題が、生態系を加えて、水の問題だったわけですね。そんな限定付きの水戻しではまったくありませんでした。もう何を言っているかということでですね、呆れてものが言えないくらいの、宇野さんの発言であるというふうに思っております。
(記者)
ありがとうございます。
(戦略監)
よろしいでしょうか。
(記者)
ごめんなさい、何度も。あと、認証制度についてお聞きしたいんですけれども。他県で第三者認証によって時短とか酒の自粛の区別をしているところもあると思うんですけれども、静岡県がそれをやらないことについて、やらないことについてのの考えと、あと、認証制度ここまでなかなか時間がかかってきたという現実もあると思うんですけれども、その理由として考えられることを教えてください。
(知事)
はい、区別しない理由はですね、2つあります。ひとつはステージ2になっているということですね。ステージ2というか、要するに安全圏に静岡県全体が入っていますということだからです。それから、認証制度はですね、6月、7月というのは、100件程度の申し込みだったわけです。それが8月に入って1,000のオーダーになり9月に入って5千、1万を超えるってことになって、当初は少人数で対応していたわけですけれども、あまりの急速な申請がございまして、それでチェックが追いつかないってこと。これが認証を持っている店と、持ってない店との違いになっているわけですね。そして、申請されている方々、これをですね、聞いてみますと、実際はもうそれなりに安全対策を講じられているわけですね。あとはチェックを待つだけだということで、チェックをしさえすれば、認証が得られるような店があるということが分かってきております。それによってですね、認証を持っているところと持っていないところを区別する必要はないと、一番大きな理由は冒頭申しましたように、全体ステージ2、さらにステージ1、2まで行くほどのこの激減が背景にありまして、それが大きな理由です。
(記者)
すいませんありがとうございますはいありがとうございました。 |